2017年12月2日(土)に開催された第18回全日本学生ドイツ語弁論大会(主催者:京都外国語大学)において、早川怜希さん(文学部2年生)が3位に入賞し、オーストリア大使賞を受賞しました。
この弁論大会は毎年12月に開催され、全国の大学から選ばれた学生が、ドイツ語でのスピーチを行い、母語話者審査員によるドイツ語での質疑応答を受けます。
早川さんは外国語教育研究センターのドイツ語プロフェッショナル養成特定プログラムの履修者です。8月に開催されたハンブルク大学サマースクールに参加し、その時に感じた日本の「おもてなし」への違和感を、「Was bedeutet “Omotenashi” eigentlich wirklich? (何が本当の「おもてなし」なのでしょうか?)」というタイトルのスピーチで発表しました。

【3位に入賞した文学部2年生の早川怜希さん】

 

本学からは、早川さんと共に特定プログラムでドイツ語を学ぶ中村優希さん(総合科学部2年)と山本真奈未さん(教育学部2年)もこの弁論大会に参加しました。入賞は逃したものの、130名もの聴衆を前に、堂々とドイツ語でのスピーチを行い健闘しました。


【左:中村優希さん(総合科学部2年)/右:山本真奈未さん(教育学部2年)】

 

【早川さんのコメント】

この度、この様な賞を受賞できたことを嬉しく思っています。 今回、弁論大会に参加していた他の大学の人達は、高校生の時から既にドイツ語を学んでいたり、半年以上の留学を経験していたりという人がほとんどでした。私は大学からドイツ語を始め、また留学についても、ドイツで1ヶ月間、語学コースを受けた経験があるだけです。それにもかかわらず、他の出場者と同じ土俵に上がり、戦えたのは、平素の授業の賜物だと思っています。 1年生の頃からドイツ語のクラスで、発音や文法基礎を丁寧に教えて頂き、ドイツ語を伸ばす土台を作ることができました。この1年生の土台が、私のこれまでのドイツ語学習や、今回の賞の受賞に本当に役に立ったと今振り返って感じます。2年生になった現在も、ドイツ語特定プログラムで、継続してより高いレベルの授業を受けています。このような平素の授業により、私よりドイツ語の学習歴が長い方や、ドイツでより長く学んでいる方と戦えたと思っています。また、全国から集まる他大学のドイツ語学習者と出会い、話をして、刺激をたくさん貰えたことが今回一番の収穫だと思っています。現状に満足することなく、ドイツ語学習により一層励んでいきたいです。

 

【早川さんから後輩へのアドバイス】

今後、弁論大会に参加しようと考えている人は、迷わずチャレンジしてほしいです。私自身、先生からこの大会の紹介があった時、参加を迷っていました。しかし、早く決断をして、大会に向けて十分な準備期間を得ることができたのが受賞に繋がったと思っています。また、広島大学では先生方に原稿を考えるところから発音練習まで手厚くサポートして頂けます。大会自体も、同年代の学生から多くの刺激を受けられるため、ぜひチャレンジしてみて下さい。

 

大会の結果はこちらを参照(京都外国語大学のサイト)

http://www.kufs.ac.jp/news/detail.html?id=Fg2ldGeV