COVID-19の感染拡大に伴い,広島大学でも第1タームの授業をオンラインで行うことが決定されるなど,オンライン授業への対応が進められております。広島大学ではノートパソコンが必携化されていることからパソコンの所有率は高いことが想定されますが,その一方でその中で懸念されているのが,受講生となる学生たちの自宅等でのインターネット環境が十分に整っているのかどうかという問題です。十分な環境を持たない学生が一人でもいれば,その学生ができるだけ不利益を被らないよう配慮しつつオンライン授業を組み立てる必要があります。

 そこで,外国語教育研究センターでは,英語6単位を必修とする新入生1180名(およそ新入生の半数と少し)を対象にLMSを通じたインターネット環境に関するアンケート調査を行い,授業を担当する教員が受講生のインターネット環境を把握したうえで授業ができるよう,結果を取りまとめて情報共有をいたしました。回答数は1014です。未回答の理由は把握しておりませんが,パソコンの操作に習熟していなかったり,LMSを定期的にチェックしていなかったり,そもそもインターネット環境が不十分でLMSを見られないなど,注意を要する理由である可能性も考えられます。

 ここでは,ノートパソコンが必携化されている国立大学での調査として,学外の先生方にも参考としていただけるよう,その全体的な集計結果をお示しいたします。

集計結果